林業水産課 中畑

取り組み内容
地方自治体では、森林の適切な整備を推進するために、新たに森林の土地所有者となった方に対して、市町村長への事後届出が義務付けられています。
届出には一筆ごとに図面や登記事項証明書、売買契約書等の写しを添付する必要があり、届出人には大きな負担がかかっています。
また、提出された書類をもとに職員が管理台帳ファイルへ手動で情報を入力しており、時間と労力がかかっています。
この課題を解決するために、下記内容に取り組んでいます。
▼ アプリ開発の概要|Google AppSheetを活用したオンライン申請システム構築
Googleフォームによる申請
届出人はGoogleフォームを通じて必要な情報を入力し、必要書類を添付します。これにより、手続きが簡素化され、届出人の負担が軽減されます。
データの自動記録
提出されたデータは自動的にスプレッドシートに記録されます。これにより、市職員が手動でデータを入力する必要がなくなり、作業時間を大幅に短縮できます。
Google AppSheetによる情報管理
スプレッドシートに記録されたデータは、Google AppSheetを利用して管理しやすい形式に変換します。これにより、市から県へ提出する必要がある報告様式の作成も省力化できます。

担当者のコメント
申請フォームの作成では、届出人の入力ミスや記入漏れを防げるように設定しました。
申請のオンライン化は、届出人・行政書士や司法書士・職員の三者にとってメリットのあるものだと考えています。
今回の取組では、林業分野の申請の1つをオンライン化しただけですが、今後は関係機関と連携しながら伐採届のオンライ化など、林業分野のさらなるDXを進めていければと思います。