防災グループ 重松、安河内、小川、高倉
チャレンジした内容
近年、自然災害が頻発・激甚化しています。
市域の保全と市民の生命、身体及び財産を災害から守ることが自治体の使命であり、そのための備えの一つが「災害備蓄品」の確保です。
災害備蓄品は地域防災計画の中で必要な種類や数量が定められていますが、31種類の備蓄品が市内31箇所に分散して保管されており、食料など賞味期限が設定されたものもあります。
その管理については、実際に倉庫に行き、備蓄品の数を紙に書き留め、庁舎に戻ってから管理ファイルに入力するという手順で行っており、時間も手間もかかっていました。
便利な在庫管理アプリが欲しい!
そこで、在庫管理業務を省力化するために、AppSheetを活用した災害備蓄品の在庫管理アプリを開発しました。
在庫の増減をスマートフォンで入力するとGoogleスプレッドシートに自動反映させる仕組みになっています。
スマートフォンが一つあれば、どこにいても備蓄品の在庫確認や、在庫数の変更が可能となり、備蓄品管理の効率化・簡易化に繋がっています。
また、食料などの賞味期限があるものには期限が近づくと通知が届く仕様にしており、備蓄品管理の最適化を図っています。
在庫管理アプリ画面
チャレンジャーズからの一言
在庫管理アプリを導入したことにより、防災備蓄品の入出庫の管理がより簡単に行えるようになりました。
また、食料等の賞味期限も併せてデータ管理できるため、期限切れを忘れることなく地域の防災訓練に提供できるなど、備蓄品のロスを確実に減らすことにも役立っています。
現在は、一部地域のみ試験的に運用していますが、今後は市内全域に広げていきたいと思います。
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