~ シビックテック(CivicTech)ってなあに? ~
市民に身近な「中津流DX」
中津市では、デジタル技術を用いることで市民の生活をより良いものへと変革する、
「中津流DX(デジタルトランスフォーメーション)」を進めています。
中津流DX活用術では、市民に身近なデジタルサービスの取り組みについてご紹介します。
第12回のテーマは「シビックテック(CivicTech)ってなあに?」です。
シビックテックとは‥‥
シビック(市民)とテクノロジー(技術)を組み合わせた造語であり、市民がテクノロジーを活用して、自分たちの生活における課題の解決を目指す取り組みや考え方のことを指します。少子高齢化や過疎化といった様々な問題を抱えている現代社会において、市民が主体的に必要なサービスや機能を作りだすことは重要になるため、これからますます注目される取り組みです。
今回二つの取り組みを紹介します。
・CREATIVE CAMP 2023 in Nakatsu
・大分県シビックテック推進事業 クラフトローカル
デジタルツールを活用した動画制作(中津市の魅力発信動画制作)を通して、高校生が「自分の考えを発信・シェア」し、「チームと力を合わせ」「創造力を発揮する」力を身につけるワークショップをソフトバンク株式会社と共同で開催しました。(令和5年8月9日(水):「YouTubeクリエイター講演」「動画編集スキルインプット」、8月10日(木):「フィールドワークでの動画素材撮影」「グループでの動画編集」、8月11日(金):「プレゼンテーション準備」「プレゼンテーション」)
クリエイター指導のもと動画制作・編集スキルを学びながら、中津市の魅力を発信する動画をグループで制作しました。高校生たち自身が考えた中津の魅力について、それぞれの視点、発想をもとに動画を作り上げました。
本事業は、大分県の主催で産学官が連携して、地域住民がデータやデジタル技術を活用した課題解決の仕組みづくりを実践しながら学ぶとともに、持続的にシビックテック活動が行えるようネットワーク化する仕組みを作る取り組みです。
本年度は、3つのエリアで実施予定で、そのうち中津市及び宇佐市が一つのエリアとなっています。
実施期間は、令和5年10月から令和6年1月(令和5年10月~12月:講義・ワークショップ・フィールドワーク、令和6年1月:課題解決のプロトタイプ実証・最終報告)で、一般募集参加者(地域住民)とAPU(立命館アジア太平洋大学)の大学生、メンター(指導者)及び地域メンターが講義・ワークショップ・フィールドワークを通して、データやデジタル技術を活用した課題解決の仕組みづくりに取り組みます。
このように中津市では行政だけがDXに取り組むのではなく、デジタル技術の活用を通して市民が主体的に社会に関わり、あるべき社会について「ともに考え、ともにつくる」人が増えるように取り組みを進めています。
多様な人が組織や地域の垣根を超えてつながり、デジタルスキルを出し合って協力し、便利なウェブアプリやサービスが作られる。
さらにそのサービスを無償で公開することで、ユーザーが改良したり、新たなサービスにいかしたりといった動きが生まれ、より便利なサービスへと発展させることができます。
こうした動きが積み重なることで、私たちは自分たちの手で社会をより暮らしやすくしていくことができます。
それがシビックテックです。
中津市が進める“中津流DX”
生活の中に溶け込んだデジタルに順応したサービスを創造・転換していくことが我々行政に求められています。
〜 デジタルによる恩恵を全ての市民に 〜
そんな思いで様々な分野においてデジタル化を図り、人の温もりが必要な場面に注力できる“中津流DX”を進めていきます。
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